公益財団法人 ロッテ財団

理事長挨拶

理事長 大沼 淳

Sunao Onuma,Chairman

ロッテ財団の理事長の大沼 淳でございます。

当財団の前身は、株式会社ロッテの創業者である重光武雄氏によって、2007年4月、財団法人ロッテ国際奨学財団として設立されました。

ロッテ国際奨学財団設立の背景には、日本が果たしうる国際貢献において、留学生交流がそれぞれの国の相互理解と友好関係を強化し、世界の平和と安定に寄与できるという重光氏の強い信念がありました。留学生のなかには、志操堅固、学力優秀でありながら、経済的理由により学業の継続が困難となる私費留学生が数多くおられます。ロッテ国際奨学財団は、そうした学生に対する奨学事業に特に力を入れてまいりました。事業発足以来の奨学生の数は、2017年4月時点で累計500名を超えました。

さらに、奨学生に対しては奨学金を支給するだけでなく、慣れない日本での生活のサポートや助言を行うことで、よりよい環境下で勉学に励むことができるように配慮しております。そのため、財団主催の「交流会」をはじめ、「研究発表会」、「日本文化体験」、「工場見学」などを通して、相互の文化理解と人間形成の一助となるさまざまな機会を設けております。

2012年度に新たにスタートした公益財団法人ロッテ財団は、さらなる公益事業の充実と発展を目指して、これまでの奨学事業に加え、もう一つの公益事業の柱とすべく、2014年度より「食と健康」をテーマとした研究助成事業を開始いたしました。2017年度は、研究者の生活費相当額の支給が大きな特徴である「研究者育成助成」〈ロッテ重光学術賞〉において2名が採択されました。採択者には年間1,500万円を5年間(総額7,500万円)助成を行ないます。また、独創的かつ先端的な研究を認められた13名の「奨励研究助成」の採択者には、研究費として最大300万円が支給されました。

当財団は、21世紀の大きな社会的関心事である、「食と健康」に関する自然科学から人文・社会科学までの広域分野でこのような研究助成事業を実施し、若い研究者の育成に今後も引き続き力を入れて参る所存です。

奨学事業並びに研究助成事業の支援を受けられる方々におかれましては、どうぞお互いに切磋琢磨され、それぞれの“夢”を大切にして、これからの世界において然るべき貢献を果たされることを願ってやみません。

今後とも関係者の皆様方のご理解と変わらぬご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。