- はじめに
- 助成対象分野
- 募集要項▽
- 研究者育成助成〈ロッテ重光学術賞〉
- 奨励研究助成
-
研究者育成助成(印刷用) -
奨励研究助成(印刷用)
- 申請書類(ダウンロード用)
- 申請はこちらから
- 選考スケジュール
-
申請FAQ - 助成採択者一覧・選考委員長講評
- 助成成果報告
- マイページはこちらから
- Zoom説明会申込み
公益財団法人ロッテ財団 第10回(2023年度)研究助成事業
「研究者育成助成」〈ロッテ重光学術賞〉
募集要項
〔1〕本助成の趣旨
本助成は、「食と健康」の分野において、優れた若手研究者がわが国トップクラスの研究者として成長することを願い、それにふさわしい支援を行おうとするものであり、国内の民間助成としては新しい形態の助成制度です。助成対象者には、テニュア職に就くことを目標に、育成支援教員の下で安定した研究の場を確保しつつ、研究に必要な資金を長期にわたり助成します。
- (1)助成対象者へ生活費の支援を行い、生活基盤の安定を図ります。
- (2)助成対象者とその育成支援の役割を担う教員(以下、「育成支援教員」)をペアで助成し、助成対象者に対する組織内での研究体制をサポートします。(「9.育成支援教員の役割」参照)
- (3)助成対象者および育成支援教員に対し、最長5年間の助成を行います。
- (4)助成終了後も、当助成研究課題における論文作成、掲載、発表等にかかる費用についての付加的支援を行います。
〔3〕助成金額・期間・件数
(1)助成金額・期間
- 1件あたりの
助成金額 - 1,500万円/年
(内訳については「10.助成金の支払いおよび使途」を参照)
- 助成期間
- 2023年4月から最長2028年3月までの5年間
(2)年間助成件数 1件
〔4〕助成対象分野
本助成では、「食と健康」に関する研究において、下記の分野を助成対象とします。
自然科学や人文・社会科学など、幅広い分野からのご応募をお待ちしています。
① | 食料の生産・加工・流通・保存・備蓄・廃棄に関わる技術 |
---|---|
② | 食品のマーケティング |
③ | 食文化 |
④ | 嗜好性(おいしさ・味覚) |
⑤ | 栄養・機能性 |
⑥ | 食品安全・衛生 |
⑦ | その他分野横断的領域 |
※本研究助成事業は、社会課題の解決を通じて「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に貢献していくことを目標の一つとしていることにより、申請書内に申請課題研究におけるSDGsの取り組みについての記載欄を設けております。
なお、SDGsに関する詳細は、下記の外務省ホームページ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
をご覧ください。
〈分野別課題の参考例〉
※下記はあくまで参考例です。この例にとらわれず、独創的、先端的テーマを歓迎します。
①-1 | 健康の増進を目指す農・水・畜産食品開発の基盤となる新技術の研究 |
---|---|
①-2 | 栄養性・嗜好性を損なわない新しい食品流通・保護・加工法の開発研究 |
①-3 | 副産物の活用に関する新技術の研究 |
②-1 | 食と健康を志向したマーケティングないしビジネスモデルの研究 |
②-2 | 食品の流通の研究 |
②-3 | 食と健康に関わる消費者行動の研究 |
③-1 | 菓子を含めた嗜好食品に関する食文化・伝統的技術を検証する研究 |
③-2 | 食と健康の消費文化変容に関する研究 |
③-3 | 食と健康に関する規制の現状と望ましい政策提言 |
④-1 | 五感の末梢・中枢における感知・認知機構の解析・応用研究 |
④-2 | 嗜好の変化に関わる因子・機序の研究 |
④-3 | 咀嚼・嚥下に関わる食品物性の解析・応用研究 |
⑤-1 | 栄養素・機能性食品成分の疾病予防効果を事前予知する研究 |
⑤-2 | 加齢と栄養の関わりや運動と栄養の関わりを検証する研究 |
⑤-3 | 消化管・膵臓・脳などに発現する味覚受容体の存在意義の解析研究 |
⑥-1 | 食の安全と衛生の評価法の開発研究 |
⑥-2 | 食品成分の摂取不足のリスクと摂取過剰のリスクに関する研究 |
⑥-3 | 食の安全・安心の社会的関心の高まりの変遷に関する調査研究 |
〔5〕応募資格
-
(1)本年4月1日時点で原則※40歳以下の博士号取得者。国籍は問いませんが、本人が日本語で申請書を記載できる方。
- ※出産や育休など、やむを得ぬ事情で研究を中断した期間がある場合は、申請書内「申請者の略歴」に記載してください(任意)。
- (2)申請時点での所属先は国内・海外を問いませんが、助成開始後の受入研究機関は国内の大学・短期大学・高等専門学校および公的研究機関のみとします。海外の研究機関から国内に戻る目的での当助成への応募も可能です。
- (3)申請時において、助成開始後の受入研究機関の機関長(学部長・研究科長・研究所長等)の承認および育成支援教員の推薦が得られ、かつ育成支援教員の下で安定した研究の場を確保し、独自のテーマで主体性を保ちつつ研究を遂行できる方。
- (4)助成期間中、受入研究機関での有期のポスト(称号)を付与された研究者として、助成研究を行える方。
- (5)助成開始後、当財団助成金と受入研究機関・科研費等からの給与・研究奨励金等の二重給与とならない方。
- (6)科研費等の大型助成を申請時点で受けている場合、研究課題名の重複や、エフォート管理上、研究費の過度の集中が認められるときには、不採択となることがあります。
- (7)育成支援教員の所属する講座と特定企業との結びつきが極めて強い等、研究の独自性の担保が難しいと懸念される場合には、不採択となることがあります。
- (8)当財団の「奨励研究助成」と同時に応募または助成を受けることはできません。
- なお、2022年9月20日(火)の面接審査および2022年12月15日(木)の贈呈式に、申請者本人および育成支援教員本人が出席できる場合のみご応募ください。
〔6〕応募方法
申請書類の郵送は不要です。Web上でのみ申請手続きを行ってください。
- (1)Web申請
ロッテ財団ホームページ>「研究助成事業」>「申請はこちらから」より、「マイページ」にログインし、登録・基本情報の入力、及び申請書類のアップロードを行ってください。
「申請はこちらから」:http://www.lotte-isf.or.jp/method.html - (2)応募提出物一覧
- ▶︎【育成1】研究概要
- ▶︎【育成2】申請書
- ▶︎【育成3】育成支援教員 推薦書
- ▶︎ 論文 5報まで(【育成2】[9]「業績リスト」中①~⑤までのもの)
- (3)申請書類記入上の留意点
- ①申請書類は日本語で本人が記入してください。
- ②申請書類の記入方法については、書類上に記載の注意事項を必ずご確認ください。
- ③申請時に入力するエントリーシートと申請書との情報に相違がないか、特に再申請の方は十分ご確認ください。(所属機関、職位等)
※募集締め切り後の申請書類記載内容の変更および論文の差し替え等はできません。
〔7〕応募締め切り
〔8〕選考日程・結果通知
- (1)2022年8月25日(木)開催の選考委員会にて書面審査を行い、結果を8月29日(月)以降に通知します。
- (2)書面審査通過者には、9月20日(火)に、申請者と育成支援教員に面接を受けていただきます(会場開催の場合、交通費・宿泊費は財団が負担します)。
- (3)面接の合否結果については、10月7日(金)開催予定の理事会において承認後、10月11日(火)以降にメールまたは文書で通知します。
なお、採否の理由についての照会には回答いたしかねます。
〔9〕育成支援教員の役割
- (1)育成支援教員には、助成対象者が助成終了時までにテニュア職が得られるよう、国際的にトップレベルの研究者として成長することを目指し、積極的な支援を行う役割があります。
- (2)育成支援教員には、助成対象者の研究の独自性を最大限尊重していただきます。
- (3)育成支援教員には、助成対象者を研究室に受け入れ、研究活動ができるスペースの確保等、研究に専念できる環境づくりに協力していただきます。
- (4)育成支援教員には、助成対象者が研究機器等を使用することを可能な限り認めるなど、研究の推進に支障のないよう心がけていただきます。
〔10〕助成金の支払いおよび使途
- (1)助成金は、助成開始後の受入研究機関に対して支払われます。内訳例は次のとおりです。
(例) | |
①助成対象者の生活費相当額 | 約700万円※1 |
---|---|
②助成対象者の研究費 | 約350万円※1 |
③育成支援教員の研究費 | 300万円※2 |
④受入研究機関の管理費 | 150万円 |
合計金額 | 1,500万円 |
- ※1 ①および②の配分については、受入研究機関の定める標準給与額を参考に、受入研究機関と財団とで協議の上決定します。生活費相当額には、雇用側と本人に生じる社会保険料、所得税、諸手当等も含まれます。
- ※2 育成支援教員に対しては、助成対象者の自立した研究体制および環境の整備・充実に努めていただくため、年間300万円の研究費(③)が支払われます。
- なお、②、③の研究費については年次ごとの会計報告が必要です。
- (2)研究費の使途は、助成対象者については研究に直接必要な経費とします(設備備品類、消耗品費、旅費等)。一方、育成支援教員については、教員自身の判断で、助成対象者の環境整備を含む育成支援費、およびそれに関連するサポートを含む育成支援教員の研究費とします。ただし、以下の費用は対象外とします。
- ・助成期間中に発生した事故・災害の処理のための経費
- ・助成対象者および育成支援教員本人への人件費・謝金
- ・助成対象者が所属する組織のオーバーヘッド
〔11〕助成金の贈呈
-
(1)贈呈式
2022年12月15日(木)に実施される贈呈式には、助成対象者本人と育成支援教員本人に必ず出席していただきます。(欠席の場合は、採択を取り消すこともあります) -
(2)助成金振込時期・振込先
2023年3月末までに、受入研究機関の指定口座に振込みます。助成対象者の個人口座への振込はできません。
〔12〕助成決定後の遵守事
- (1)研究計画書および予算書に基づく研究活動
- (2)年次報告書および最終研究報告書の期限内提出
- (3)助成3年目の中間報告会で研究の進捗状況やテニュア獲得に向けての状況報告
- (4)助成終了時の最終報告会での研究成果発表
〔13〕個人情報の取扱いに関する事項
- (1)当財団の研究助成への応募にかかわる全ての個人情報は、選考に関する手続き(審査および当財団からの連絡)のみに使用します。
- (2)助成決定後、当財団に「個人情報の取扱いに関する同意書」を提出し、併せて主として当財団の刊行物とホームページ等に以下の情報を公開することに同意していただきます。
- ①助成対象者・育成支援教員の氏名、所属機関名、職位、顔写真
- ②研究課題名
- ③申請研究の内容
- ④研究期間
- ⑤助成金額
- ⑥研究成果報告
- ⑦財団主催の行事に参加した際、財団で撮影した写真
〔14〕申請に関する問い合わせ先
※電話でのお問い合わせは受け付けていません。必ずメールでお願いします。
※お問い合わせの前に、ホームページ上の「申請FAQ」をご確認ください。
公益財団法人ロッテ財団 研究助成担当 宛
メールアドレス:zaidan.lotte@lotte-hd.co.jp
〈ご注意ください〉
上記アドレスにメール送信の際には、必ず文面に所属機関、ご氏名、メールアドレスを記載してください。情報が不足している場合はお問い合わせに応じかねる場合があります。